国の財政
2005-06-25


先ほどニュースを見渡していましたら、国の借金が781兆円超、過去最大を更新したと書かれていました。前年度比、11%以上の増え方ということで、最終段階に近づいているようです。
借金が増えてくると、その利子がさらに借金になり、最終段階では加速度的に債務が増えていくのです。
報道では、急激に借金が膨らんだ理由を社会保障費など歳出が歯止めなく拡大したせいだとかいているところが多いようですが、これは明らかに間違いです。というのは、この1年で急に病人が増えたとか、この1年間で急に年金生活の老人が増えたということはありません。すくなくとも、11%も増えた理由にはなりません。
ちなみに、国民一人当たりにすると六百数十万円だというのですが、これは子供や高齢のお年寄りまで入れての話ですから、労働者一人当たりにするといくらになるのでしょうか。
また、これはあくまでも財務省の発表した、いわば大本営発表の情報に基づいているわけですから、そのまま真に受けるわけには行かないということです。実態は、もっと深刻な可能性が高いのです。良心のあるマスコミがあれば、真実を追究し公表してもらいたいものです。
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